Pepper が浅草で店番しました

Pepper には人が寄ってくる

Pepper の存在に気がつくと、寄ってくる人が多かったです。
さらに Pepper と戯れた人は基本的には一緒に写真を撮っていました。

日本語と中国語、英語の音声を交互に喋っていたためか、お子様には大人気、海外の人(特に台湾からの観光客)が興味を示しました。 2割強は海外の人だったようです。

Pepper にハッピを着せた

素の状態だと味気ないです。

お店のハッピを着せてハチマキを巻いて(剥がせる両面テープで貼り付けて)みました。
頼もしく男前に。白いボディが際立ちます。

Pepperの身長

特徴的な白いボディとあの甲高い声が相まって目立つので、囲まれます。
Pepper の身長は 121cm。小学校低学年のお子さんくらいです。
なので、人が集まって群衆に囲まれると Pepper の姿がまわりから見えなくなります。

さらに周りの人が Pepper に気づいてもらうために、いくつか対策してみました。

人だかり対策(ノボリ)

Pepper から少し離してノボリをはためかせてみました。
海外からの観光客が多い土地柄ならば、外国語のノボリがあるとさらによいかと思います。

人だかり対策(Pepper の声を遠くまで届ける)

外に向かって声を出すと、音が発散してしまうのと雑踏のガヤ声でかき消され、あまり遠くまで声が聞こえません。
Pepper は Bluetooth 非搭載で、音声出力端子もありませんので、ピンマイクで Pepper の声を拾って(人間でいう耳から Pepper は声が出ます)、FM トランスミッタ経由で外部スピーカーからも声を出すようにしてみました。

たまたま、ろくろ回しの姿勢のようなタイミングで写真が撮れました。
ちなみに装着している FM ワイヤレスピンマイクは
http://www.akibaoo.co.jp/c/01/4528483047870/
です。購入当時は税抜 999 円。激安でした。

外部スピーカーを Pepper の近くに置くとハウリングするので適当に離しましょう。

ちなみにスピーカーは
http://www.akibaoo.co.jp/c/item/4528483117665/
です。購入当時は税抜 3,980 円。激安でした。
モバイルバッテリーから電源取れるゆえ、コンセントいらずで FM 受信できる範囲内で自由に置けたので重宝しました。

ピンマイク経由で外部スピーカーから声を出すようになって、素の声出しに比べ5割以上増しで集客できました。

Pepper の面倒を見る人

セルフのガソリンスタンドではお客さんが自分でガソリンを入れますが、店員さんはいます。
「ゆりかもめ」は自動運転で運転手は乗っていませんが、中央管制室で常に監視をしていますので完全に無人というわけではありません。
Pepper だけで店番させず、少なくとも一人 Pepper の面倒を見る人をつけました。

お子様はタブレット部分をベタベタ触ってくる傾向にあります。
Pepper 自身ではどうにも出来そうにないので、Pepper の面倒を見る人が、それとなくいなしてカバーしました。

Pepper 1台で一人分の人件費が浮くというわけではなくて、集客力を上げるのを狙うのがよさそうです。

Pepper を休憩させよう

およそ1時間以上ひっきりなしに連続稼働させているとくたびれるらしく、止まってしまうことがありました。
また、日陰にいる方が調子がよいようでした。

60分稼働、10分停止、起動5分のように、75% 程度の稼働で人間と同じように適宜休憩させる方がよいようです。 もしくは Pepper をもう一台用意して、Pepper 2交代制で見かけ上連続稼働させるのも手かと思います。